不可算名詞は場合によっては数えられるの?!

不可算名詞は場合によっては数えられるの?!

不可算名詞は数えられない名刺だよ~」と教えられる名詞が何個もあります。
例えばwater」「rice」「moneyといった不可算名詞には可算名詞(数えることができる名刺)のように「a water」や「rices」と名詞に「a」や「s」を付けて数を表現する事ができません。

しかしその中にも例外があるのをご存知でしょうか?
「これは不可算名詞!」と思っている名詞が実は可算名詞と不可算名詞の両方の役割があるなんてこともあるんです。

【カフェで】

でいきなりですが、ここで問題です。
「コーヒーを一杯いただけますか?」
この日本語を英語に直してみてください。

正解は
May I get a cup of coffee?

MayがCanやCouldになっている方や、I’d like toを使われている方もいるかと思いますが、もちろん正解ですね!
その後の「a cup of coffee」はいかがでしょうか?
「一杯のコーヒー」=「a cup of coffee
だと思っていただけたなら大正解です!

液体など一定の形をもたない名詞を不可算名詞といいますが、コーヒーなどを数えたいときは「a cup of」などの、数えるためのお助け単語たちが必要です。
なので「May I get a cup of coffee?」が正解です!

ですが、
カフェなどでコーヒーを注文する場合は少し変わることがあるんです。
実は「コーヒーを一杯いただけますか?」

May I get a cup of coffee?

May I get a coffee?

と言うことができるのです!
さっきまで説明していた話と違うじゃないか!
コーヒーは不可算名詞なのに!
となりますよね?

もちろん最初のa cup ofを使った頼み方でも問題ないです。しかしカフェなどでの注文の時はカップに入った飲み物というのを前提としてa (cup of) coffeeとcup ofが省略することもあります。
という事で、カフェでの注文で使える文を見てみましょう。

One coffee, please. (コーヒーを1つください)
Could I get two iced coffees, please?(アイスコーヒーを2つもらえますか?)
I’d like a frappe.(フラペチーノを1つください)
【食べ物?生き物?】

もしあなたが

Please pick up a chicken on the way home.

と言われたとします。
何を買ってお家に帰りますか?

日本語に訳してみますね、
「ニワトリを一羽帰る途中で買ってきてください。」
ニワトリ!?ってなりますよね?

ではこちらはどうでしょうか?

Please pick up chicken on the way home.

これを訳すと
「鶏肉を帰る途中で買ってきてください。」

a chickenchickenというたった「a」が付くか付かないかの違いですごく大きな差ができてしまいました。

ニワトリの方は「a chicken」「two chickens」「some chickens」のように「a」や「s」を使って数を表すことがでますが、鶏肉についてはグラムなど重さでいうか「some chicken(いくらかの鶏肉)」のように「some」を使ってもchickenにsをつけてはいけません

chickenのように生き物でも食用でも同じ名詞を使う場合、食べ物は不可算名詞、生き物は可算名詞となります。
ニワトリと鶏肉の違いと言われたら日本語でも分けて言うのでわかりやすいですよね。
むしろ牛はcowやoxで牛肉はbeef、豚はpigで豚肉はporkなのに、鶏はどっちもchicken!って。ややこしいですよね。

ではもう1つ食べ物でも生き物でも同じ単語を紹介します。
それは魚【fish】です!

I want to eat fish for dinner tonight.(今日の晩御飯は魚が食べたい)

鶏肉の時と同じですね。日本人は食べる魚だろうが生きていいる魚だろうが「魚」というのでわかりにくいですが、ここでの魚=魚肉ということになります。

では今度は生き物としての魚を例に挙げてみましょう。
ただ、fishはちょっと変わった単語で複数形でも基本は複数形の目印であるes(複数形のs)がつきません。
「たくさんの魚がいる」と言いたいときに
I see many fishes.
とesを付けたくなりますが、
I see many fish.
が正解となります。

ややこしいですが、皆さんはニワトリと鶏肉のような間違えをしないようにしてくださいね!

【全般か、種類か】

fruitは果物(全般)という意味を持つ名詞でみんなが「フルーツ」という題に対して同じ絵を描くことは難しいとですね。
しかし!実は可算名詞として使える場合もあるんです。

ではfruitが不可算名詞である場合の例を見てみましょう。

例えば「私はリンゴが好きです」という場合は
I like apples.
となりリンゴにsが付きますが、「私は果物が好きです」の場合は
I like fruit.
とaもsも付きません。

もう少し複雑な文にすれば

Eating fresh fruit is good for your health.(新鮮な果物を食べることは健康に良いです。)

しかしこのfruitが可算名詞になることがあります。
それは…
種類に関しての表現をするときです。

例えば

This juice is made using four fruits.(このジュースは4種類の果物を使って作られています。)
A durian is a fruit that smells bad.(ドリアンは臭いフルーツです。)

のように種類を強調したい場合にa fruitやfruitsが使われます。

実は一つ前の【食べ物?生き物?】でとりあげたfishも同じ使い方ができます。

先程fishはほとんど複数形でfishesと使われることがないとお伝えしましたが、例外がここで出てきます。
下の二つの文を見てみてください。

① Frank has three fish in the tank.
② Frank has three fishes in the tank.

フルーツのルールから考えて、この違いがわかるでしょうか?
2つの文の違いを分かりやすく訳すと、

① フランクは3匹の魚をその水槽で飼っています。(違う種類でも同じ種類でも)
② フランクは3種類の違う種類の魚をその水槽で飼っています。

このように魚の種類について表現する場合はfishにesを付けます(2種類以上)

ただし...文法的には合っている文なのですが、「fishes」ということを言葉として話すことがほとんどなく、ネイティブの先生からは「fishes」はとても違和感があるように聞こえるそうです。
なので種類を言うときは

Frank has three kinds of fish in the tank.

のように3種類のというのを使って言った方がしっくりくるそうです。

いろいろなルールを説明しましたがいかがでしょうか?
可算名詞、不可算名詞って奥が深いですよね。(難しいとは言わない!)
でもニワトリと鶏肉とか少し知ったらおもしろくないですか?
ぜひいろいろ使ってたくさん話してみてくださいね!

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