スラング「Yeet」

スラング「Yeet」

Yeet=イート」ってなんですか?

先日ネイティブの講師に「イート」って知ってる?と口頭で聞かれました。
わたしはもちろん「食べる」だよね。と答えたらそれは「イート」と言われ、ん?何が違うんだ?と思いました。

詳しく聞くと私の「イート」つまり「eat」と先生の「イート」は違う単語らしく「yeet」だと教えてもらいました。
その後何度も発音の仕方を教えてもらいましたが、私は「eat」から抜け出せませんでした...。

日本にもある流行り言葉。
「ぴえん」「草」や「きまZ」など2021年にZ世代と呼ばれる若者たちが良く使った言葉です。
こういう言葉は外国にもあって、今回はアメリカのGen Z(Generation Z)が使うスラングの「yeet」を紹介します。

まずは私が苦戦している発音の紹介です。

eat [iːt]
yeet [jiːt]

この二つを見比べると分かりやすいですね!
[ j ]が付くか付かないかと大きな違いがあるじゃないか!と思いますよね?

ただこの[ j ]は「ジュ」などの発音ではなく「y」の発音を使います。日本語でいうや行の発音です。

普段や行には「やゆよ」の3つしかありませんが、実際は「やいゆえよ」なのですが、現代ではや行の「い・え」はないものと記されていることも多いのではないでしょうか?
その「やいゆえよ」つまり「ya yi yu ye yo」の「yi」の発音がyeetには使われているのです。

「あいうえお」と「やいゆえよ」の「い・え」を言い分けられない私が「yeet」をマスターできないのはしょうがない!と思うことにしました。
厳密には言う方法、口の形などあるのですが、普段いう事のない発音がどれだけ難しいか...実感しました。皆様もぜひ時間があればチャレンジしてみてください。

それでは気を取り直して意味を紹介していきます!
”yeet definition”でググった結果、たくさん出てきたのですが、有名なケンブリッジディクショナリーにはこう載っていました。

yeet : verb (動詞)
【 to throw something with a lot of force 】
何かを力いっぱい投げる

・He just grabbed my phone and yeeted it into the river.
(彼は私の電話を掴み、川に投げたばかりです。)

・Yeet me that water bottle.
(あの水筒を私に投げて)

日本語の訳には書いていませんが、力をこめて投げることが前提なので、優しくフワッて感じではなく、思いっきりビュンッと投げる感覚です。

yeet : exclamation (感嘆詞)
【 used when throwing something, especially with a lot of force 】

力いっぱい何かを投げる時に使われる

・I heard someone shout “yeey” as the ball hurtled towards me.
(そのボールが私に向かって飛んできたとき、だれかが“yeet”と叫ぶのを聞きました。)

このyeetを日本語に訳すと「おりゃっ!」とかかなと思います。
思いっきり何かを投げる時に声を出しますよね?それと同じように使うことができます。

【 used to show that you think something is funny or exciting 】
 何かに興奮していたり、面白いことなどを考えているということを表す時に使われる

・I screwed up my test. – “Yeet!”
(テストしくじった。Yeet!)

このyeetを訳すと、こんなテストいらない!捨ててやれ!みたいな感じでテストを投げ捨てるような高いテンションのときに使う掛け声のようなものです。

ほかにもいろいろな使い方があるようで、意味はその使う人によってさまざまなですが、“Yes!”とテンション高く言うときに“Yeet!”を使うこともあります。

日本語で毎年新しい言葉がでてきてついていけないなと思っていたのですが、アメリカでも毎年たくさんの言葉ができるようで、ネイティブの先生も追いつけないし使い方もしらないのもあると話していました。
言語が違ってもどこの国も似たようなことがあるんですね!
流行に敏感な方々、ぜひとも”Yeet”を使ってみてください!

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)