【比較でわかる】even / still / already / just の使い分けガイド

英語の会話や文章でよく出てくる
even / still / already / just
どれも中学英語で習う単語ですが
「意味は知っているけど、使い分けがよくわからない」
「なんとなくで使っている」
という人がとても多い単語でもあります。
実はこの4つは、
出来事そのものではなく「話し手の気持ち・時間の感じ方」を表す言葉
という共通点があります。
今回は、日常英会話での使われ方を中心に、4つを比較しながら整理していきましょう。
まず全体イメージをつかもう
最初に、それぞれのざっくりイメージを確認します。
- even:予想外・意外性の強調(〜でさえ)
- still:変わらず続いている(まだ)
- already:思ったより早く起こった(もう)
- just:ちょうど今・ほんの少し(たった今/ただ)
この4つは「事実」よりも「話し手の感じ方」を伝える単語です。
① even:予想外・意外性を伝える
even は「そこまで!?」という驚きや強調を表します。
日常会話の例
- Even kids know that.(子どもでさえ知っている)
- I didn’t even notice.(気づきもしなかった)
- He even forgot my name.(名前まで忘れた)
ポイントは
「普通ならそうじゃないはず」な要素を出す
こと。
よく使われる定番フレーズ
- I can’t even imagine it.(想像すらできない)
- I didn’t even know that.(それすら知らなかった)
② still:まだ〜している(変化していない)
still は「もう終わっていそうなのに、まだ続いている」という感覚です。
日常会話の例
- I am still studying.(まだ勉強している)
- It is still raining.(まだ雨が降っている)
- He is still asleep.(彼はまだ寝ている)
still =「変わっていないこと」に注目
否定文での still
- I still don’t understand it.(まだ理解できない)
「もう分かっていてもよさそうなのに…」という気持ちが入ります。
③ already:もう〜した(思ったより早い)
already は「え、もう?」というニュアンスを含みます。
日常会話の例
- I’ve already finished my homework.(もう宿題終わった)
- She has already left.(彼女はもう出発した)
- It’s 7 p.m. already!(もう7時!?)
already =「早すぎる」という感覚
疑問文でもよく使う
- Have you already eaten?(もう食べたの?)
④ just:たった今/ほんの少し/ただ
just はとても幅が広い単語ですが、会話では主に次の3つで使われます。
① たった今
- I just arrived.(たった今着いた)
- He just left.(今出たところ)
② ほんの少し・たった〜
- I need just a minute.(ちょっと1分だけ)
- It’s just a joke.(ただの冗談だよ)
③ 気持ちをやわらかくする
- I’m just asking.(ちょっと聞いてるだけ)
- I was just curious.(ちょっと気になっただけ)
4つを比べてみよう(同じ文で比較)
例:He is late.
- He is still late.(まだ遅れている)
- He is already late.(もう遅れている)
- He is just late.(ただ遅れているだけ/言い訳っぽい)
- Even he is late.(あの彼でさえ遅れている)
文の事実は同じでも、伝わる印象が全く変わります。
中高生が覚えるべきコツ
- 4つとも「感情・感覚」を足す単語
- なくても文は成立するが、あると自然
- 会話では頻出なので、例文ごと覚える
- 意味だけでなく「話し手の気持ち」を考える
まとめ:この4語で英語が一気に自然になる
- even:意外性・驚き
- still:変わらず続く
- already:予想より早い
- just:今・少し・やわらかさ
どれも中学英語レベルですが、
使いこなせると一気に「英語らしさ」がアップします。
まずは短い会話フレーズから、ぜひ使ってみてください!

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